モノと技術は使いよう
現代人は『退屈』が苦手です。
少々恐怖を感じるほど苦手です。
電車が来るまでの5分間。
携帯電話が普及するまでは
その場で立ち尽くすか
本や新聞を読むなどしか
暇をつぶせませんでした。
それが、
携帯電話・スマートフォンの台頭によって
効率よく時間をつぶせるようになりました。
何もしない時間が
ほとんど無くなったのです。
ホームに着いたらスマホを開き、
ニュースサイトやTwitterを眺めます。
LINEの返信をしたり、
Youtubeを見たりする人もいるでしょう。
ところが、
暇を簡単につぶせるようになったので
今度は暇をつぶさないと
落ち着かないようになりました。
何もしない時間を
何かで埋め合わせなければ
気が済まない状態になっています。
両手が空いているのが不安で、
ボーっと何もしないで立ってるのが不安で、
ついスマホを構えてしまいます。
それで何かを眺めて
充実してれば良いんですが
そうでもない人が大半です。
惰性的で、文字通り退屈しのぎに過ぎません。
スマートフォンがなかった時代と同じように
覇気のない呆けた表情をしています。
全然スマートではなく
効率的に見えるだけの
その場しのぎの動きをして
不安や寂しさにフタをしているだけです。
しかし、モノは使いよう。
スマートフォンは使い方次第で
人生をいくらでも充実させることができます。
良い情報を得ようと思えば
アプリは充実していますし、
ビジネスや趣味のパートナーを探す際にも
一役買ってくれるでしょう。
なんとなくスマホを眺めるのではなく
目的を持ち、自分の成長のために
活用していくようにしましょう。
情報収集で済ませるだけでなく、
自分の考えや感想をまとめることも重要です。
TwitterなどのSNSで気軽に発信できますし、
発信しなくてもメモアプリに
構想を残しておくこともできます。
答えがないこと、定まってないことを
考えていくことは
新しい生き方をしたいなら大事なことです。
ある情報を知った際に、
「どうして?」
「つまり?」
「どういうこと?」
「どうなるの?」
と頭をひねってみます。
考えると言われてもピンと来ない人は
『推理する』と捉えると
わかるかもしれません。
数年後には、もしかしたら
スマートフォンではない別の技術が
社会の当たり前になっているかもしれません。
スマートフォンが時代遅れになる可能性も
充分ありえます。
新しいことも柔軟に捉えて、
自分の成長のために
最新技術は効果的に活用できるようにしていきたいですね。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。