人生はジグソーパズル
多くの人はなぜか、技術を嫌います。
感性だけで動きたがる
『感性至上主義者』
は多数存在します。
フィーリングだけでうまくいくなら
世の中苦労してないです。
理想と現実の差が大きいのであれば
やっぱり何か足りないということです。
テクノロジーとか
ノウハウやコツ、裏ワザを
ついつい煙たがってしまいます。
いえ、厳密には
裏ワザなどは結構好きなものですが
それを使うのはズルい気がして
プライドが許さないだけです。
真正面で告白してうまくいけば
美談として語ることができますが
「心理学をフルに使って口説き落とした」
だとなんとなく味気悪いと思いがちです。
正々堂々、正攻法で
語り合いたいと思ってしまいます。
”正攻法”すら知らないのに。
センスや感性だけで
なんでもやろうとする姿勢そのものが
センスが無いと思っています。
現代で起こっている問題の原因の多くは、
『技術』がないからです。
人とうまくしゃべれないのも
恋愛がうまくいかないのも
夫婦生活が長く続かないのも
ダイエットが続かないのも
営業件数が増えないのも
仕事を転々とするのも
就職がいつまでも決まらないのも
技術が足りないからです。
なんにも武装していない状態です。
裸で突撃しているようなものです。
誠意を持って伝えれば
何度もアツく語れば
伝わると思ってしまいます。
伝えたい気持ちはある。
実際伝える実行力はある。
でも、すれ違ってしまう。
自分の意図する方向とは
違う結果を招いてしまう。
良かれと思って言ったことが
相手を傷つけてしまった。
もし、これらのことがあったなら
それは、技術が足りなかったということなのです。
感性自体も
いろいろなものを見て感じたことによる
技術の積み重ねで出来上がっているものです。
多くの人の技術を吸収したことで
自分の技術にしています。
「こうしたら喜ぶんだ。」
「こういう言葉を言われると弱いんだ。」
「これはされると嫌なんだな。」など
成功や失敗を重ねて
感じ方を勉強しています。
技術を意識して学習していくと
人を見る目が養われていきますが
感情だけで決めてしまうと
同じような結果になる恐れがあります。
仕事に関しても、
技術を意識することで
成長できるエネルギーを
自然と吸収できるようになります。
社会は技術の上に成り立っています。
スマホやインターネット
自転車や木造平屋も技術です。
AIとかIoTとかブロックチェーンなどを
警戒する人は多いですが
企業や学校のシステムも
人間を効率よく管理するための
れっきとした技術です。
それに、
技術は人間だけが
使っているわけではありません。
動物だって技術を駆使しています。
イルカはチームになって
獲物となる小魚を囲い込んで
捕食していきます。
クモの巣やアリ地獄も
生きるための技術です。
技術開発の積み重ねで
人間も動物も
生き永らえてきました。
自然界そのものが
技術の積み重ねによって
現在が作られています。
なので、これからも
自分をアップデートしていかないと
長く生きていくことはできません。
生きていくために
技術は必要だということです。
こう言うと、
「才能とかセンスには勝てないでしょう。」
とツッコミたくなる人は多いと思います。
しかし、
才能やセンスにしても
それをしっかり形にするには
相応の技術が必要です。
技術の組み合わせの仕方で
天才と凡人の差が生まれるわけですから、
技術を知っていれば
それだけ有利になれるのです。
人生とは
終わらないジグソーパズルのようなものです。
枠が心で、土台が体。
ピース1つ1つが技術です。
心も体も1つですが
技術はたくさんあります。
いろんなことを知っていて
やってみて聞いてみて
人と触れ合うことで
ピースが増えていきます。
それをパチパチと組み合わせていき
自分の正攻法としていくわけです。
難しくて頭抱えるエンターテイメントですが
できたときの達成感は、他では味わえません。
完成するかはわかりませんし
成功者と呼ばれる人でも
きっと完成しないパズルです。
でも、やっていけば
一部ではキレイな絵柄が
表れてくるようになります。
右端にひまわりが浮かぶのかもしれませんし
上辺には雲や虹が出るかもしれません。
心が豊かになれば
遊べる枠が広がっていき
浮かぶ絵柄が増えていきます。
体を大事にすれば
ピースをはめ込む場所ができ、
安心して長く楽しめるようになります。
枠が広がって、
はめ込む空間が増えれば
ピースが埋まる箇所も増えていきます。
で、気づいた頃には
壮大な1つの作品になっていて、
それがその人の人生になります。
死ぬ頃に出来上がって
それを残された人が見て
価値を見出されることもあります。
死んだあとに
その人の作品が有名になるのも
こうした理由からだと思っています。
人生はジグソーパズル。
自分や世間体の枠にとらわれず
たくさんチャレンジして土台を広げて
価値あるピースを増やしていくこと。
どこかが致命的に欠けていれば
パズルは埋まっていきません。
枠がないと作品としてまとまらず、
土台がないと崩れていき、
ピースがなければそもそも何かわかりません。
枠と土台は1人1人
それなりに持っているものですが
ピースは自発的に増やさないといけません。
ただ、幸運にも
成功も失敗もピースの1つです。
行動した分だけ、ピースが増えます。
要はやったもん勝ちです。
そして、実は気づいていないだけで
私たちはすでに多くの技術を
身につけています。
たくさんのピースを
すでに持っている状態です。
なので、
あとは組み合わせるだけで
絵柄という価値を生み出すことができます。
あなたは、どんなジグソーパズルを
完成させていきたいですか?
出来上がったら
みんなでシェアいきしましょうね。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。