なぜ、やる気はなくなるのか・・
「今日から本格的にダイエットを頑張ろう!」
「毎日筋トレ続けるぞ!」
・・・と意気込んでいたのに
気づいたらテレビや漫画を見て呆けていた
なんてことはありませんか?
つい数分前まであったやる気は
どこへ消えてしまったんでしょうか・・・。
(なんて私はダメなやつなんだ・・)
と嘆いたことをあるかもしれません。
実は、
なかなか続かなかったりやる気が出なかったりするのは
人間が本来持っている性質が一因しています。
私たち人間には
身体を良い状態に保とうとする機能が備わっています。
たとえば
暑いときには汗が出て、寒いときには身震いをします。
転んでヒザを擦りむいたときには
やがてカサブタができて元の皮膚の状態に戻ります。
食事をして血糖値が上がると
すい臓からインスリンが出て、
血糖値が正常に戻っていきます。
こうした、
元の正常な状態に戻ろうとする身体の性質を
恒常性(ホメオスタシス)と言います。
このホメオスタシスが
私たちの生活に良くも悪くも大きな影響を与えています。
ダイエットがなかなかうまくいかない理由は、
このホメオスタシスによる影響が大きいそうです。
80kgの人がダイエットで75kgに減量すると、
75kgの状態が危険であると身体が反応します。
すると身体は栄養を取り込みやすい状態になり、
元の80kgに戻そうとします。
リバウンドしてしまうのも
ホメオスタシスの効果によるものです。
やる気などの精神的な面も
ホメオスタシスに影響を受けます。
やる気が上がると興奮状態になります。
つられて血圧や体温が上昇します。
すると身体は元の状態に戻そうとするので
血圧や体温を下げようとします。
そしてしばらく経つと
元のやる気がなかった状態に逆戻り
ということになります。
なので、もし仮にやる気を継続して
やる気に満ち満ちた人間に生まれ変わりたいなら、
1.ホメオスタシスに逆らって
2.新しい状態が正常だと身体が思い込むまでやる
この2つが重要になってきます。
80kgの人が70kgになりたければ
70kgまで気合いで到達してら、それを長い期間維持して
70kgが当たり前な状態だと
”上書き保存”する必要があるってことです。
いま当たり前にやっているハミガキは、
1日でも怠ると気持ち悪いですよね?
ハミガキと同じように
『やらないと気持ち悪い状態』まで
続けていくことがポイントです。
階段って、ゆっくり上ろうとすると
筋肉使うのでしんどくなりますが
テンポよくリズミカルに上ると
意外とスイスイ上れます。
これと同じように
軽々こなせるような小さな困難を乗り越えて
小さな成功体験を積み重ねていくことで
成長した自分が当たり前になっていきます。
こうすることで、
新しい日常が良い習慣として
刷り込まれていくのです。
さて、今日はどんな困難を乗り越えていきましょうか?
最後までお読みいただき
ありがとうございました。