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コラム

2023.11.30

買いたいけれど、売られたくない

「勉強しなさい!」と言われるとやりたくなくなる

反発心は経験があると思います。

 

勉強したほうが良いのはわかっているのですが

強制されるとその束縛から逃れたい気持ちが勝ってしまいます。

 

人間は、「やりたい!」という希望よりも

「やりたくない!」から逃れる欲の方が

強い傾向にあります。

 

これは欲というより、

生物学的に危険から身を守ろうとする

逃走本能に近いでしょう。

 

そのため、苦しい環境から逃れたい気持ちが先立ち、

『強制された勉強』から逃げたくなるというわけです。

 

これと同じように、

ものを買う状況でも同じことが起こります。

 

アパレルショップで物色している時に、

「何かお探しですか?」とズイズイ店員に歩み寄られたり、

「お客様にはこれが絶対オススメですよ!」

と迫られてしまうと買いたくなくなります。

 

気に入ったものがあれば買いたかったのに、

束縛されてしまったがために

そこから逃げたくなってしまうのです。

 

なので、

 

人に何か提案したり、商品を勧める際には

努めて『強制しない』コミュニケーションが求められます。

 

売りつけようとしてしまえば

お客様は嫌がって逃げてしまいますから、

買いたい気持ちを高めるような話し方を

提供していくことが重要です。

 

まずは相手の話を聞くこと。

 

どんな悩みがあるのか?

どんなものを望んでいるのか?

 

慌てずゆっくりと伺いましょう。

 

相手が口を開くまで待ってあげる余裕も大切です。

 

また、提案する商品やサービスを利用すると

どんな未来が得られるのか?

お客様のくらしがどのように変わるのか?

具体的に説明していくといいです。

 

ものによっては、

その商品を購入したあとの日常を

イメージしづらいものもあります。

 

スマホを初めて購入する人であれば

購入したあとの便利さは

すぐにはイメージできないかもしれません。

 

やったことがない趣味やスポーツを勧めるときにも

その面白さや醍醐味を伝えることで

「面白そう!」と思ってもらえるような提案をすることです。

 

自分自身でも、

どんな提案のされ方をしたら嫌か、

シミュレーションしてみるのもいいでしょう。

 

自分がされたくないことを

相手にもしないようにしていけば

提案ができる数は増えていくはずです。

 

相手の「買いたい気持ち」「欲しい気持ち」を高める

提案の仕方を意識していきましょう。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

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