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コラム

2023.11.10

仕事とは、面倒代行することである

 

事務職の女性がときどき

「私って役に立っているのかな?」

と不安になるそうです。

 

営業マンは、外に出て商品を売り、

その結果は会社の売上に直結していきます。

管理職は社員をまとめて

目標を達成できるようリーダーシップを発揮します。

 

これらの仕事に比べると

事務の仕事は直接の利益に直結していませんから

不安に思う気持ちもわかりますね。

 

事務職ではなくても、過去の仕事やアルバイトで

「何で自分はこの仕事をしているんだろう?」

「この仕事に何の意味があるんだ?」

と愚痴をこぼしたことがあるかもしれません。

 

そもそも、仕事とはどういうものか?というと

 

『誰かの面倒事を代わりにやること』

 

です。

 

誰の代わりに商品を売り、

チームをまとめ、お金の管理などをしています。

事務に関しては

書類整理や来客応対、備品の注文など

細かい面倒事を引き受けている仕事です。

 

仕事をしながら育児するのは大変なので

保育園や幼稚園があり、

仕事の合間に料理をするのは面倒なので

レストランや弁当屋があります。

 

1人で健康を維持するのは面倒で難しいので

医療やスポーツジム、整体院などがあり

自分の代わりに健康状態を向上させてくれます。

 

このように、多くの仕事は

誰かが面倒に感じていることを

代わりに引き受けています

 

広い意味では、

家事を手伝ったり

ボランティア活動をしたりするのも

仕事の1つとも言えるでしょう。

 

 

引き受けた側がどう思っているかは関係ありません。

 

引き受けた本人が好きでやっていても

面倒だと思ってやっていても

仕事は仕事です。

 

好きでやっているなら幸運ですが

すべての仕事を好きでやれるわけではありません。

 

料理が好きでレストランを開いているのだとしても

集客や接客、メニュー開発や経営など

面倒なことも考えなければなりません。

 

好きなこと、得意なことでも

面倒事はついて回ってきます。

 

しかし、私たちは

そんな面倒なことを代わりに引き受けることで

対価として報酬を得ています。

 

お金や、感謝の言葉をもらっています。

 

つまり、

『面倒なことには価値がある』ということです。

 

自分や相手が面倒だと思っていることを

率先してやれば自分の利益も増えます。

 

相手は面倒だと思っているが

自分はそこまで面倒だと思わないことであれば

もっと積極的に引き受けていきましょう。

難なくこなせる面倒事はチャンスになります。

 

最初は面倒だと思っていたことも

次第に人間は慣れていきます。

できるようになっていくことで

自分にとっては面倒事ではなくなり負担が軽減されます。

 

自分にとっての面倒事が減っていき

仕事がしやすくなっていきます。

売上や報酬もそれに伴って上がりやすくなります。

 

金額が同じだとしても

それにかける時間や消費エネルギーが減り

費用対効果は良くなっていきます。

 

結果的に、大きな成果を

生み出せるようになっていくのです。

 

 

このコラムを読んでいる方の中には

将来、起業や独立を考えている人も

いるかもしれません。

 

今日お話したことは

ビジネスにおいても

非常に重要なポイントです。

 

世の中の面倒事に着目していけば

何か新しい商品やサービスを

考え出せるかもしれないからです。

 

日頃から自分や人々をよく分析・観察して

その人たちが感じている面倒なことは何か

探してみると良いです。

 

相手が何を面倒だと感じているのか?

どう引き受ければ喜ぶのか?

これらを考えていけば

普段の仕事がよりやりやすくなるはずです。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

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