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コラム

2023.11.22

顧客の購買意欲を湧き上がらせるGDTの法則とは!?

人は感情でモノを買います。

 

人にモノやサービスを提供するときは、

いかに見込み客の感情を揺さぶるか?

をとことん考えることが重要です。

 

購入に踏み切る”何か”が

必要になるということです。

 

多くの提供者が

この”何か”が足りないばかりに

せっかくの良いものでも

思うように売れていないことがあります。

 

どんなに良いものでも

その魅力が伝わらなければ

手をのばすことはないですから。

 

今日はあなたの提案に

加えて欲しい”何か”を

いくつか紹介していきます。

 

 

 

他との違いをどう見せつけるか?

という指針になります。

 

当然他者との差別化にもつながり

市場を優位に取ることができます。

 

また、

魅力を伝えるときのポイントにもなるので

契約率や客単価の上昇にも

つながる内容です。

 

聞けばすぐに納得するようなことですが

意外と知られていないノウハウなので

知って実践したら早い段階で結果が変わっていくはずです。

 

 

 

これは広告業界では

よく使われている法則のようで

”GDTの法則”と呼ばれているものです。

 

人間の感情がグラグラにゆさぶられる

感情トリガーというものがあり

その感情トリガーが

大きく分けて以下の9つに分けられています。

 

ムダにしたくない欲求:

1 時間を節約したい

2 努力をムダにしたくない

3 お金をムダにしたくない

 

欲しいという欲望:

4 富や名声が欲しい

5 性的なものや愛が欲しい

6 快適か欲しい、安全でいたい

 

興味を惹かれるもの:

7 希少性

8 反社会性

9 興味性

 

1つずつ説明していきますね。

 

 

 

1 時間を節約したい

 

大阪から東京まで

4日かかるのと4時間で着くなら

後者の方がいいですよね。

 

「1年で100万円!」なら

フリーターでも簡単にできますが

「1ヶ月で!」「1日で!」「1時間で!」と

短くなればなるほど凄さが増していきます。

 

同じ結果が出るなら

短い時間でできた方が当然良いです。

 

鈍行の列車よりも

特急、新幹線の方が値段が高くなるのは

時間短縮ができるからです。

 

どれだけの時間が節約になるのか?

を伝えることでこの欲求を刺激できます。

 

 

2 努力をムダにしたくない

 

できる限りムダな努力をせず

楽して結果を出したいと思うものです。

 

「1ヶ月で100万円!」と言われても

夜を徹して死ぬほど働くよりも

お好みのミックスジュースを飲みながら

マウスをクリックしているだけで

100万円GETできる方がうれしいです。

 

ライザップは高い値段のダイエットプログラムですが

絶対に結果が出そうな努力をすることになるので

大変ですがムダがありません。

 

金額が高くても

ムダではないと感じたものには

お金を払うものです。

 

基本的に人間は努力はしたくないものなので

いかに努力しなくていいか?

または

いかに努力が結果に結びつくか?

を表現していくことが重要です。

 

 

3 お金をムダにしたくない

 

同じ結果が得られるなら

安い金額の方が嬉しいものです。

 

同じテレビが視聴できるなら

安い費用で視聴したいと思います。

 

割引やタイムセールで

主婦たちが行列を作るのも

お金をムダにしたくないという発想からです。

 

どれだけ安いか?

または

どれだけその金額を上回る価値があるか?

を表現していきましょう。

 

 

4 富や名声が欲しい

 

「友だちに自慢したい」

「金持ちになりたい」

「有名人になりたい」

「人から羨望の眼差しを浴びたい」

という欲がある人がいます。

 

「献身的ですね。素晴らしいですね。」

という賞賛をもらいに

ボランティア活動をする人も少なからずいます。

 

良いか悪いかではなく

それが人間の本質です。

 

あなたの人間としての尊厳が

どう向上していくのか?

というポイントを突いていくと

購入に踏み出しやすくなります。

 

 

5 性的なものや愛が欲しい

 

男女問わずモテたいと思っています。

 

男女とも性欲を満たすための行動に

お金は惜しみません。

 

男性は出会い系や風俗に手を出し

女性も美容グッズやエステに大金を使います。

 

満たそうとするときの方向が違うだけで

自分の強い欲望を満たそうとする行為には

違いありません。

 

また、「誰かに認められたい」

という承認欲求が強い人も多いです。

 

それを買って、利用すると

誰に認められるようになるか?

誰に褒めてもらうと嬉しいのか?

この辺りを指摘できると有効です。

 

 

6 快適が欲しい、安全でいたい

 

何にもしなくても

毎月50万円くらい入ってくるなら

会社をすぐにでも辞める人は多いはずです。

 

会社の束縛から抜け出したいと思うものですし

精神面や経済面など

あらゆる側面の束縛から解放されたいと思っています。

 

また、家庭をもっている方であれば

自分や家族を守りたい

という気持ちが強いです。

 

保険や住宅も

こうした安心感を求めに

購入する方が多いです。

 

ディズニーリゾートや温泉施設などの

レジャー施設があるのは

この欲求を満たすためです。

 

顧客が何らかのストレスを抱えているとしたら

モノやサービスを利用することで

どのように解放されていき、どんな気持ちになれるか?

精神的な変化にも着目して提案できるといいですね。

 

 

7 希少性

 

「残り1個!」と言われると

つい買いたくなってしまいます。

「この秋限定!」のものは

1回くらい試してみようかと思ってしまいます。

 

ラーメン店で限定30杯も

これを使った手ですね。

 

うまいかどうかは別として

限定になっているだけで

「うまいのかも。」と勝手に思い込みます。

 

ラーメン店自体は1日100杯も売れたら

そこそこ繁盛している店なのですが

限定30杯を作ることで

その30杯は提供しやすくなります。

 

実際の数量は別として

希少価値を伝えることで

衝動的に買ってくれる人は増える可能性があります。

 

 

8 反社会性

 

簡単に言うとギャップです。

 

「ホームレス中学生」とか

「高学歴ニート」とか

「ブスの瞳に恋してる」も

この反社会性を刺激する言葉です。

 

少し常識を外してあげるといいです。

 

ポイントは、

『知っているものと、知っているものを合わせて

知らないものにすることです。』

 

高学歴のイメージと

ニートのイメージを合わせると

すぐにイメージできないので

興味をもつようになります。

 

知っているものをかけ合わせて

違和感を生み出せば反社会性を刺激できます。

 

 

9 興味性

 

反社会性とも重なりますが

とにかく目に留めてもらう工夫をすることです。

「何だこれは?」

と足を止めれば勝ちです。

 

スマートフォンやアプリなどは

最初は興味から始まります。

「面白そうだ。」「凄そうだ。」

こうしたワクワク感から購入します。

 

新しいもの、珍しいものに

手を伸ばしたくなる人がいますから

真新しさを提案していくことは

非常に有効な手段の1つといえます。

 

 

 

・・・以上、

 

この9つの要素を入れると

購買意欲がグツグツと湧き上がっていくようになります。

 

すべては難しくても

1つや2つ意識するだけでも

反応が変わっていくはずです。

 

今後商品やサービスを提案するときは

ぜひこの9つの項目を意識して

提案してみてください。

 

いつもよりも違う反応があって

提供しやすくなっていきますよ。

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

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