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コラム

2021.09.29

コロニアル屋根の塗装費用は?塗装手順やおすすめ塗料も紹介

自宅の屋根がコロニアル屋根という方も多いのではないでしょうか。

コロニアル屋根は、施工が安く耐用年数も長いため、近年の新築住宅では最も採用されている屋根材です。

コロニアル屋根は、塗装による定期的なメンテナンスが必要です。簡単な補修であれば塗装で対応可能なので、早めに業者に相談しましょう。

この記事では、コロニアル屋根の塗装費用や塗装が必要な状態について詳しく解説しています。そろそろコロニアル屋根の塗装をした方がいい?と悩んでいる方は、最後まで読んで参考にしてください。

 

この記事でわかること

・コロニアルとはケイミューの商品名

・コロニアルは施工が安く耐用年数も長い屋根材

・コロニアル屋根のデメリットは割れやすく耐熱性が低いこと

・アスベスト入りの場合は業者に相談を

・劣化や雨漏りを防ぐために塗装は必要

・色あせやコケやカビ、ひび割れなどは塗装がおすすめ

・コロニアルの塗装手順

・おすすめ塗料

・塗装費用まとめ

 

 

 

コロニアル屋根とは

 

 

コロニアル屋根とは、ケイミュー株式会社が販売しているスレート屋根材です。

スレートとは、厚さ5㎜程度の薄い板状の屋根材。コロニアルはスレート屋根の中でも普及率が高く、スレート屋根材と言えばコロニアルというほど浸透していますが、実はスレート屋根材の商品名のことです。

スレート屋根材は、カラーベストと呼ばれることもありますが、カラーベストもまたケイミューのスレート材の商品名です。

コロニアル屋根は安価で耐用年数も長いので、一般住宅に広く普及しています。よく見ると自宅の屋根がコロニアルだったという方も多いかもしれません。

コロニアルの耐用年数は20~30年と長いのですが、定期的なメンテナンスが必要です。表面の塗装が劣化すると屋根材の機能を失い、変色などにより美観も損ないます。屋根材の劣化を防ぐためにも10~15年ごとに塗装することが大切です。

 

 

コロニアル屋根のメリット

 

コロニアル屋根は、人気の高い屋根材。他の屋根材と比較すると劣る部分もありますが、価格とのバランスが良くコストパフォーマンスにも優れるため人気となっています。

ここではコロニアル屋根のメリットを紹介します。

 

施工が安い

コロニアルは、他の屋根材と比較すると施工が安いことが最大のメリット。

屋根の種類ごとの施工費用の違いを表にまとめました。

 

屋根の種類 単価/㎡
コロニアル屋根 5,000~7,000円
セメント瓦 6,000~8,000円
日本瓦 8,000~12,000円
ガルバリウム鋼板 6,000~8,000円

 

この表からもわかる通り、コロニアルは最も安い屋根材の一つです。屋根材の種類によって、施工価格は大きく変わります。価格だけで屋根材を決めることはできませんが、コロニアルは価格と耐用年数のバランスも良いため、コストパフォーマンスに優れています。価格を重視する方におすすめです。

 

工期が短い

コロニアルは軽量で加工しやすいため、施工しやすい屋根材です。コロニアル屋根は、野地板の上に防水シートをはり、その上に直接屋根材を設置します。他の屋根材、例えば日本瓦は、桟木と呼ばれる角材を屋根に打ち付け、桟木にひっかけるようにして瓦を設置します。コロニアルは桟木が必要ないので、施工が簡単で工期も短くなります。最も普及している屋根材で施工も簡単なので、施工できる業者が多いことも特徴です。

 

耐震性が高い

コロニアルは他の屋根材と比較して、軽量なので建物にかかる負担が少なくなります。各屋根材の重さは次の通りです。

 

屋根の種類 屋根材1㎡あたりの重さ
コロニアル屋根 約20㎏
セメント瓦 約45㎏
日本瓦 約60㎏
ガルバリウム鋼板 約5㎏

 

コロニアル屋根の1㎡当たりの重さは、日本瓦の約1/3です。

日本瓦の屋根をコロニアルに葺き替えると、屋根全体の重さは1/6程度になり軽量になります。屋根が重いと重心が上がり、地震の際に建物の揺れが大きくなります。地震の倒壊のリスクには、建物の重量が影響します。屋根を軽量化し、重心を下げると地震による揺れを軽減できるので、地震に強い家になります。コロニアルよりも軽い、ガルバリウム鋼板の屋根材もありますが、コロニアルよりも施工費用が高くなります。日本は地震の多い国です。阪神淡路大震災を機に屋根は軽量化すべきという方向にシフト。コロニアルの屋根が地震で一軒も倒壊しなかったのでより注目されるようになりました。家の耐震性を重視する人が増えたので、軽量で高い耐震性を持つコロニアル屋根は人気の屋根材となっています。

 

耐用年数が長い

一般的にコロニアルの耐用年数は20~30年。屋根は紫外線に長期間さらされているため、過酷な環境にさらされています。

外壁よりも早く経年劣化していくため、高い耐久性が求められます。コロニアルは、高い耐久性を持ち耐用年数が長いこともメリットです。他の屋根材との耐用年数の違いは下記の通りです。

 

屋根の種類 耐用年数
コロニアル屋根 20~30年
セメント瓦 30~40年
日本瓦 50~100年
ガルバリウム鋼板 20~30年

 

コロニアルは、この中でも価格が安い屋根材。にもかかわらず耐用年数は長い方に入ります。定期的なメンテナンスをすることで、長期間屋根材の機能を保ち、美しい外観を維持できます。

コロニアルは塗装が劣化すると、防水機能を失い屋根もどんどん劣化します。そうならないためにも、塗装によるメンテナンスを怠らないようにしましょう。

 

カラーが豊富

コロニアルは、材料を混ぜ合わせて成形した屋根材です。色や形を自由につけられるのでカラーバリエーションが豊富。

平行の屋根、勾配のある屋根にも似合うので、好みの屋根を選べます。自由にデザインを選べるので、外観デザインにこだわりたい方には特におすすめです。コロニアルのデザインは、とてもシンプルなので和風洋風どちらの雰囲気にもマッチします。

 

コロニアル屋根のデメリット

 

人気の高いコロニアル屋根ですが、デメリットもあります。デメリットを知っておくと、デメリットをカバーする方法を知ることにもつながります。コロニアル屋根を選ぶ際には、デメリットもチェックしましょう。

 

われやすい

コロニアルは厚さ5㎜と非常に薄い屋根材です。

強風や地震などで衝撃が加わると簡単にひびが入ったり、割れたりします。また経年劣化によって屋根材がもろくなり、より割れやすい状態に。屋根の上に上がっただけで、ひび割れが起こることもあります。コロニアルがひび割れするとそこから雨水が侵入し、屋根材の劣化を早めます。軽いひび割れは塗装によって補修も可能。コロニアル屋根は早めにメンテナンスをすることが長持ちの秘訣です。飛来物でも割れやすいので、台風や強風のあとには点検しましょう。

 

断熱性が低い

コロニアルは断熱性能が低い屋根材です。

日本瓦は瓦と瓦に隙間があり、そこに空気層ができるので断熱効果が高まります。しかしコロニアルなどのスレート材は平らな屋根材なので、下地との間に隙間がありません。そのため空気層ができないので、断熱性が低くなります。北海道などの寒冷地での施工には向いていませんが、断熱性能は断熱材を入れる、遮熱塗料を使うなどで補うことも可能です。

 

アスベストに注意が必要

スレート屋根は、かつてアスベストを含んでいました。

2006年にアスベストの使用を全面禁止にする法律ができてからは、アスベスト入りのスレート材は製造されていません。しかし、2006年以前に発売されたスレート屋根はアスベストが混入されたものもあります。アスベスト入りの屋根であっても、通常使用では健康に問題はありません。注意が必要なのは、屋根を葺き替えする場合。屋根の葺き替え工事では、既存の屋根材を全面撤去するので、屋根材を撤去する際に石綿が周囲に飛散して健康被害が起こる可能性もあります。

アスベストが含まれているかもしれないスレート屋根を補修する場合は専門業者に相談しましょう。アスベスト入りの屋根材は廃棄するのも、特別な処分費用がかかります。

 

汚れが溜まりやすい

コロニアルは、表面に凹凸があるため汚れが付着しやすいこともデメリットです。

表面に汚れが付着した状態では屋根の機能を十分に発揮できず、劣化も進むため定期的な清掃が必要です。また表面の凹凸に水が溜まると、カビやコケの原因にもなります。コケは水分を含みやすいので、そこからどんどんコケが増えていきます。日当たりの悪い屋根には特にカビやコケが発生しやすいので、定期的な点検が必要です。

 

コロニアル屋根の塗装が必要な理由

 

 

コロニアル屋根には塗装による定期的なメンテナンスが必要です。屋根の塗装には

  • 美観の維持
  • 屋根材の保護
  • 機能性を保つ

という目的があります。

 

塗装には耐用年数があるため、耐用年数を超えると劣化し、塗装の機能が失われます。

コロニアル屋根を守るためにも塗装は必要。ここでは理由を詳しく解説します。

 

劣化を防ぐ

屋根の塗装は主に

  • 紫外線から屋根材を守る
  • 防水機能を保つ

という2つの機能があります。長期間紫外線を浴び続けることでコロニアルはもろくなり、ひび割れなどが起こります。また、防水機能が失われるとコロニアルに水分を含んでしまいます。特に寒冷地では屋根材に含んだ水が凍り体積が増え、屋根材を壊してしまう凍害が起こることもあります。

屋根材の劣化を防ぐためにも、塗装によって被膜を張り屋根材を守ることが必要です。

 

雨漏りを防ぐ

コロニアルはセメントでできているため水分に弱く、表面に防水のための塗装がされています。しかし経年劣化により、塗装の防水効果が切れるとコロニアルが水分を含み劣化します。コロニアルが劣化すると、ひびや割れが発生。

そこから雨水が建物内に侵入し雨漏りが起こります。雨漏りは屋根材だけでなく、家全体を劣化させます。

コロニアルの防水機能が切れる前に塗装することで、雨漏りなどの深刻な被害を未然に防げます。

 

きれいな見た目を保つ

コロニアルの塗装は、時間とともに色あせや変色などを起こし外観が悪くなります。またかカビやコケも生えやすく、いったん生えたカビやコケを放置するとどんどん繁殖します。屋根塗装の際には、屋根を高圧洗浄できれいに清掃します。カビやコケもきれいに除去するので、繁殖を防げます。

また塗装により屋根の色を変えることもできるので、新築の家に住むように気分も一新されることもメリットです。

 

塗装すべきコロニアル屋根の劣化状況

 

 

 

コロニアル屋根の塗装すべき症状は、屋根の状態から判断可能です。しかし細かい部分は、素人では判断しにくいため専門業者にお願いしましょう。ここではコロニアル屋根の劣化状況を解説します。

 

色あせ

屋根の色が昔と違うと感じたら、劣化のサイン

遠くから見た時に屋根の色がはっきりしない、屋根にツヤがないなども劣化による色あせの症状です。また屋根に白い粉が浮くチョーキングの症状も、塗装が劣化している状態です。色あせは塗膜が薄くなることで発生します。塗膜が薄くなると、防水機能の効果が薄くなり屋根材に水分が侵入しやすくなります。水分が侵入すると屋根材が劣化するので、雨漏りなどの深刻な状況につながります。

色あせが見られたら、早めに塗装を検討しましょう。

 

コケやカビ

コロニアルはコケやカビが発生しやすい屋根材です。

コロニアルにコケやカビがあるのは、塗膜が劣化し、防水機能を失っている状態。そのまま放置するとやがて屋根の下地にまで水分が侵入し、屋根全体が劣化する原因になります。

早めに塗装して、防水機能を取り戻すことが必要です。

 

ひび割れ

コロニアルが防水性を失うと水分を含みやすくなります。水分を含んだあとに、強い紫外線を浴びて乾燥し、湿気と乾燥を繰り返すことにより伸縮を繰り返します。コロニアルは厚さ5㎜と非常に薄い屋根材なので、伸縮を繰り返すことでひび割れを起こします。

コロニアルにひび割れがあると、そこから雨水が侵入し雨漏りの原因になります。軽いひび割れは塗装で補修可能です。ひび割れがある場合も早めに塗装を検討しましょう。

 

棟板金の釘抜け

コロニアルの屋根の場合、屋根のてっぺんに棟板金と呼ばれる箇所があります。

棟板金の釘抜けは、気温の変化による熱膨張で起こります。昼間の暖かい気温で金属部分は膨張しますが、夜間に気温が下がると収縮します。膨張と収縮を繰り返すことで、どんどん釘を押し出してしまいます。棟板金の釘抜けはどんな家にも起こることで、約7~10年で起こる可能性があります。釘抜けが起こると釘が抜けた部分から雨水が侵入し、棟板金の中にある貫板が腐食します。貫板の腐食が進むと、貫板の交換が必要になります。また釘が抜けた状態のままだと、強風で棟板金が飛ばされる可能性もあります。

棟板金の釘抜けは、屋根の塗装とともに補修できます。早めの対処が必要なので必ずメンテナンスを忘れないようにしましょう。

 

コロニアル屋根の塗装手順

 

専門業者にお願いする前に、知っておきたいのがコロニアル屋根の塗装手順。

手順や専門用語を知っておくことで、ぼったくりのような見積書や手抜き工事を見破ることができます。ここからは、コロニアル屋根の塗装手順を解説します。

 

足場設置

屋根の塗装作業は高所作業なので、安全性や効率性を上げるため足場を設置します。足場設置は安全な作業をするために、法律で設置が定められています。足場を組み立てたら、メッシュシートで周囲を囲います。このメッシュシートは、高圧洗浄の際の水やゴミなどの飛散防止や職人の落下事故の防止にもなります。屋根が5寸以上の急勾配の場合は、屋根足場も必要です。屋根の上に井桁に足場を組んで設置します。屋根勾配5寸以下は必要ありません。足場設置の際には、カンカンと大きな音がするので周辺への挨拶を忘れないようにしましょう。また、足場がある間は防犯面も不安です。足場にライトを付ける、足場の出入口はふさぐなどの防犯対策も忘れないようにしましょう。

 

高圧洗浄

屋根についた汚れを高圧洗浄できれいに洗い落とします。コケやカビが発生している場合も丁寧に洗い落します。高圧洗浄できれいに汚れを取り除くことで、塗装がきれいに仕上がります。少しでも汚れが残っていると塗装の仕上がりだけでなく、塗装の持ちも悪くなります。

 

養生

塗料を塗布しない部分には、養生して塗料が付着しないようにします。養生とは、ビニールやテープなどで塗料の飛び散りを防ぐことです。屋根以外の場所で、窓やベランダ、地面など塗料が付着してほしくない場所を養生します。養生している間は窓の開閉はできません。シャッターなども動かせなくなるので、部屋が暗くなり、喚起もできません。状況によっては近隣に養生が必要な場合もあります。その際は近隣に挨拶にいき、養生をお願いしましょう。

 

下地処理

屋根に補修がある場合はここで補修もします。棟板金の釘が抜けている場合は釘打ち、ひび割れなどはコーキングで下地補修。割れがひどい場合は、屋根材を交換することもあります。棟板金などの金属部分はケレンをして、きれいにサビや汚れを落とします。

 

下塗り

棟板金などの金属部分には錆止め塗料を、コロニアルにはコロニアル用の下塗り剤を塗布します。下塗りの主な役割は、

  • 屋根材と上塗り剤の接着剤
  • 細かいひび割れの補修
  • 塗装のムラを防ぐこと

です。下塗りは、塗装の仕上がりを左右する重要な工程。下地が劣化している場合は、下塗り材を吸い込んでしまうため2~3回重ね塗りすることもあります。

 

縁切り(タスペーサー取付)

縁切りとは、屋根材の隙間が塗料で埋まらないように切れ込みを入れること。

コロニアルの縁切りはタスペーサーで行います。縁切りをしないと塗料がコロニアルの隙間を埋めてしまい、雨漏りの原因になります。雨が降ると、屋根の中に雨水が侵入します。侵入した雨水は、タスペーサーであいた隙間から外へ流れ出ます。隙間が塗料で埋まってしまうと侵入した雨水が行き場をなくし、雨が屋内に侵入してしまうのです。タスペーサーは、スレート屋根専用の隙間を保つための道具です。タスペーサーをスレート材の重なり部分に差し込むことで、水が抜ける隙間を保てます。縁切りは塗装後に雨漏りを発生させないための重要な工程です。見積書に入っていない場合は、業者に確認しましょう。

 

中塗り・上塗り

屋根の塗装は通常3回にわけて行われます。

1回目が下塗り、2回目が中塗り、3回目が上塗りです。中塗り・上塗りは、下塗りがしっかり乾いたことを確認したあとに行います。1回で一気に塗るよりも、2回にわけて少しずつ塗る方が仕上がりはきれいに。屋根の状態によっては、さらにもう1回追加することもあります。1回塗るごとに適切な乾燥時間を空けることが大切。きちんと乾燥することで、頑丈は塗膜ができあがり耐久性も上がります。中塗り・上塗りは細かい部分は刷毛で、広い面はローラーで塗布します。吹付けで塗装する業者もありますが、屋根の塗装は吹付けでは均一の厚みに仕上がりません。屋根塗装は、均一でしっかりと厚みを持った塗装で効果を発揮します。

コロニアル屋根の塗装の際には、施工方法も確認しましょう。

 

コロニアル屋根塗装におすすめの塗料

 

 

屋根塗装に使う塗料は、価格や機能性もさまざまです。機能やコスト、両方のバランスを考慮し塗料を選びましょう。コロニアル屋根は耐用年数が長い屋根材なので、長期的なメンテナンスコストも考慮しつつ選ぶこともポイントです。ここでは、コロニアル屋根塗装におすすめの塗料を5つ紹介します。

 

高耐候性塗料

天候による外的要因に対する耐久力が高い塗料。紫外線や雨による劣化を防ぎ、優れた耐候性を持っています。フッ素や無機塗料などがあてはまります。紫外線劣化が激しい屋根には最適の塗料ですが、とても高価です。親水性があり、汚れを雨とともに洗い流します。光沢が長持ちし、コケやカビがつきにくい特長もあります。

 

遮熱塗料

太陽光を反射し、建物に与える熱の影響を軽減する効果がある塗料です。室温の上昇を防いでくれるので、夏場は快適に過ごせます。塗膜の劣化を防いでくれるので屋根も長持ち。遮熱塗料を屋根に塗布した場合、最大で15~20℃屋根の表面温度を下げることが可能です。夏場の室温の上昇を防ぐので、夏場の電気代の節約にもなります。熱による劣化を防ぎ、耐用年数が長いこともメリットです。遮熱塗料は外部からの熱を遮断する効果がありますが、保温効果はないので室温を保てません。冬場は室内の温度が保温できないため寒くなります。表面が汚れると遮熱効果が落ちるため定期的な清掃が必要です。

 

断熱塗料

断熱塗料は、外部からの熱や冷気の移動を防ぎ室内の温度を保温します。夏はひんやりとした空気を保ち、冬場は室内を暖かい状態で保つため1年中快適に過ごせます。エアコンも効きやすくなるので、省エネ効果も期待できます。断熱塗料は一般の塗料よりも表面が厚くなっているため、防音効果も。断熱塗料を塗布した屋根は、室内の温度に近づくため結露も抑制します。断熱性が低い家では効果がわかりやすいのですが、もともと断熱性が高い家では効果を感じにくい場合もあります。

 

防錆塗料

サビがつきやすいコロニアル屋根には、防錆効果のある塗料もおすすめ。防錆塗料には、腐食を遅らせる効果もあり、屋根のさびつきを抑制します。すでにサビてしまった箇所の補修も可能です。

 

シリコン塗料

一般の一戸建て住宅に最も使用されている人気塗料。機能と価格のバランスの良さで、コストパフォーマンスにも優れています。シリコン塗料を塗布すると、光沢があり高級感のある仕上がりに。透湿性があるので湿気による結露やカビを防ぎます。汚れが付きにくいので雨やホコリも弾き、汚れた場合も簡単にきれいになります。耐火性にも優れているので、「燃えにくいこともポイントです。一方弾性が低く、ひび割れしやすいというデメリットもあります。

 

コロニアル屋根の塗装費用

 

 

ここまでコロニアル屋根の塗装について解説しましたが、気になるのは費用ですよね。ここでは、選ぶ塗料別にコロニアル屋根の塗装費用について解説します。

塗料別の塗装費用

まずは、塗料別の塗装費用の一覧表です。価格は1㎡あたりの単価なので、屋根の広さに応じて計算してみてください。

 

塗料 価格(1㎡あたり) 耐用年数
高耐候性塗料(フッ素系塗料) 3,800~4,800円/㎡ 15~20年
遮熱塗料 3,500~4,500円/㎡ 15~20年
断熱塗料 3,500~4,500円/㎡ 15~20年
防錆塗料 500~1,000円/㎡ 3~4年
シリコン塗料 2,300~3,000円/㎡ 10~15年

 

最も高い塗料は、フッ素系塗料。最も安いのは防錆塗料ということになりました。耐用年数とのバランスや欲しい機能を考慮して最適な塗料を選びましょう。

 

塗装費用の内訳

屋根塗装にかかる費用の内訳は下記の通りです。コロニアル屋根の塗装の相場費用です。見積書と一緒に確認してみてください。

 

塗装費用の内訳 価格(1㎡あたり)
足場代 700~1,500円/㎡
高圧洗浄 200~300円/㎡
縁切り(タスペーサー) 200~500円/㎡円
下地処理 300~1,000円/㎡
下塗り 500~1,000円/㎡
中塗り・上塗り 1100~3,000円/㎡
諸経費 工事費の5~10%

 

見積書の中に、足場代やタスペーサーがあることを確認しましょう。記入されていない場合は、業者に確認しましょう。部分補修がある場合や塗料の種類、屋根の大きさによっても費用は大きく異なります。見積書の内容にわからないことがあれば、業者に質問しましょう。

 

まとめ:コロニアル屋根のメンテナンスは塗装がおすすめ

 

コロニアル屋根は、安価で耐用年数も長い人気の屋根材です。

しかしメンテナンスを怠ると、劣化が進み屋根材の寿命を縮めてしまいます。劣化の初期段階であれば塗装で補修可能ですが、劣化が進むと塗装では対応できなくなり屋根の葺き替えが必要になる場合もあります。屋根や家を守るためにも、コロニアル屋根のメンテナンスは大切。機能を失う前に早めの塗装がおすすめです。

屋根がおかしいと感じたら、屋根の専門業者に相談してみてください。

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