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コラム

2021.03.24

カーポート屋根の修理で火災保険が使える!条件や必要事項を紹介

カーポート屋根の修理でお悩みですか?

実は、カーポート屋根の修理で火災保険が適用される場合があります。

大雨や台風などの自然災害によって破損してしまったカーポート屋根は、もちろん自分で修理することも可能ですが、その分時間と費用がかかってしまいます。

火災保険を適用して修理する場合、どんな条件が必要なのか?また、適用時にはいったい何が必要なのか?

この記事では、そんなお悩みを解決するべく、カーポート修理に火災保険を適用する際の必要事項について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

カーポート屋根の種類

 

カーポートとは、車を保護するものの名前で、ガレージと類似しています。

壁と屋根で車を覆うガレージとは違い、柱と屋根のみで車を覆うため、ガレージに比べて安価で買うことができるのが特徴です。

屋根の部分が丸みを帯びているラウンドスタイルと、平なフラットスタイルに分かれます。使用される材料も、プラスチック素材のポリカーボネートや、スチール折板、アルミ材など、特徴や用途によってさまざまです。

雨や雪、雹から車を守ってくれる働きをするため、特に戸建て住宅に住んでいる方から人気が出ています。また、夏の暑い日に社内温度の上昇を防いでくれるメリットもあります。

 

加入している火災保険の種類を確認しておきましょう

 

 

次に、火災保険の種類について簡単におさらいしていきます。火災保険には、基本的に以下の4つのタイプに分かれています。

 

住宅火災保険

もっとも一般的な火災保険のタイプです。保険会社にもよりますが、基本的な火災、落雷、風災や雪災などの自然災害を補償してくれます。

 

住宅総合保険

物体の落下や飛来、水災や水濡れ、暴行による破損や盗難など、通常の住宅火災保険にくわえて保証してくれる範囲を広めたものです。住宅火災保険に比べて月々の料金は高いものの、守備範囲が広いため、万が一の際にも安心なタイプです。

 

オールリスクタイプ

上記の住宅総合保険をさらに厚くしたのがオールリスクタイプです。名前の通り、全てのリスクに備えるという意味があり、損害保険金の他に、災害によって破損したものの撤去や片付けにかかる費用も補償してくれるのがこのオールリスクタイプです。

 

保証制度を自由に選べるニュータイプ

最近よく聞くのがこの新しい火災保険のタイプです。地震が増え、異常気象が多くなった現在の日本では、いつ何が起こるかわかりません。そんな時に備えて「いつでも万全な準備をしておきたいけど、毎月そんなに多くのお金は払えない」といった方にぴったりのタイプで、補償内容を自由に自分で選ぶことができます。

 

火災保険適用に必要な条件

 

 

次に、カーポート屋根の修理を火災保険を利用して行う場合、どのような条件が必要なのか紹介していきます。

 

自然災害として認められること

風災・雪災・雹災として認めてもらうことが、まず一つ目の条件です。風災とは秒速20メートル以上のことを言います。雪災・雹災はその名の通り、大雪によってカーポートに積雪し、屋根の耐久性がなくなり破損した場合や、雹によってカーポートの一部が破損した場合などです

 

被害から3年以内に申請すること

基本的に被害を受けて速やかに申請すれば問題はありませんが、3年を超えるものは経年劣化と判断されてしまう場合があります。

「時間のある時に連絡しよう」などといった軽い気持ちでいると、ついつい忘れてしまうものです。状況にもよりますが平均して20万円前後の保証を受けられる大事なものですので、忘れずに行うことを意識しておきましょう。

 

火災保険申請時の注意点

 

せっかく適用の条件を満たしていたのに、以下の注意点を知らずに保険が適用されなかった事例もたくさんあります。

火災保険を使ってカーポートの修理をする際は、以下の注意点は必ず押さえておきましょう。

 

鑑定士に認めてもらわないといけない

上記でも紹介しましたが、自然災害という認定を受けない限り、火災保険の保険金は補償されません。

風災・雪災・雹災で破損したという証拠を確実に用意しておく必要があります。方法としては写真を多めにとっておく事です。全体像や破損部位など、できるだけ細かく写真を撮影しておくことにより、鑑定士との交渉に有利に働く場合があります。

 

経年劣化による破損は対象外

当たり前ですが、経年劣化による補償はおりません。問題になりやすいのが、経年劣化で脆くなっていたカーポート屋根が、自然災害によって壊れてしまう例です。

こちらに関しては保険会社とその担当者によっても変わってきますが、経年劣化によって破損したと捉えてしまわれるケースも想定しておきましょう。

基本的にはカーポート屋根は15年程度が寿命と言われているので、注意しておきましょう。

 

20万円がボーダーライン

これはルールではないのですが、基本的には合計の費用が20万円を下回るものに対しては補償が効かないケースが多いです。

ここで注意したいのが、「20万円までお金がもらえる」わけではないということです。

カーポート屋根の費用で20万円を超えなければいけないわけではなく、カーポートの費用、そして工事にかかる人件費や足場代など、修理にかかる費用すべてを含めた金額になります。

保険会社によっては、20万円以下でも補償してくれるケースがありますので、契約内容を確認してみましょう。

 

保険の補償範囲をチェックしておく

自分の加入している火災保険がどの範囲まで補償してくれるのか、事前に確認しておく必要があります。

火災保険に加入しているから大丈夫だと安心して申請をしても、自然災害(例えば風災)には適用されなかったり、費用を抑えるために最低限の補償しかしてなかったり、といったケースは非常に多いです。

 

免責条項に注意

ここでいう免責とは、火災保険に加入した際、あらかじめ定められた理由によっては補償が効かないという免責ではなく、「免責金額」のことです。

火災保険加入の際に免責金額を設定している場合、その金額を損害費用から差し引いた額が補償されます。

例えば、免責金額を5万円に設定していた場合、自然災害によって自宅のカーポート屋根が全壊し、合計で30万円の費用がかかるとします。その30万円から免責金額の5万円を引いた25万円が補償金額となり、残りの5万円は自己負担となります。

免責金額は保険会社によって異なりますので、事前に契約内容をチェックしておきましょう。

 

自動車の補償は対象外

自然災害によりカーポート屋根が破損し、駐車してあった自動車を傷つけた場合などでも、自動車には保険は効かないので注意が必要です。

こちらは非常に多いケースですが、自動車にかかる保険は、火災保険ではなく自動車保険の車両保険に分類されます。万が一自動車にも被害が出てしまった場合には、自動車保険の保険会社に相談してみましょう。

 

火災保険申請の手順

次に説明するのは、実際に火災保険を申請する場合の手順です。

事前に確認しておいて、いざというときに備えておきましょう。

 

1.事前準備

まずは自分で破損状況等を簡単にまとめておき、写真を撮っておきましょう。リフォーム会社が後ほど現場の確認に来てくれますが、念のために自分でも把握しておきましょう。

 

2.屋根修理業者に連絡

リフォーム会社・工務店・板金屋など、カーポート屋根の修理を頼む業者に連絡をします。

火災保険適用などといった情報がホームページに載っており、料金やサービスなどお店によって差が出やすいですので、複数の見積もりをとって検討するのがおすすめです。

 

3.保険会社に連絡

依頼するリフォーム店が決まったら、保険会社へ連絡をします。

保険申請の旨を伝え、申請書を郵送してもらいましょう。中にはホームページから事前にダウンロードできるようになっているものもあるので確認しておきましょう。

 

4.申請書記入

郵送またはダウンロードした申請書の記入が終わったら、保険会社へ郵送します。

その際、修理にかかる見積書や、自分で撮影した破損状況を確かめる写真の送付も求められる場合があるので、準備しておきましょう。

 

5.現地調査・入金作業

申請書が受理されると、保険会社の担当者が現場の確認にきます。その際、損害保険鑑定人といって、現場の状況や見積書との相違がないかなどの確認をする第三者も同行して来るケースがあります。

ここで見積書、申請書等に不備がなければ補償金額が決定し、入金作業が行われ施工に移ります。

 

6.施工

実際に期間を設けて施工を依頼し、施工が終わりミスや不備がなければ引き渡しをして修理が終了となります。

 

まとめ

カーポート屋根の修理で火災保険を使う際の条件や必要事項をまとめて紹介しましたが、参考になりましたか?

いつくるかわからない自然災害。前述したように、破損してからの手続きで火災保険が適用されるケースがありますが、知らないでいると損をしてしまうことなので、これを機にしっかりと覚えておきましょう。

また、経年劣化を防ぐことも大切なことがわかりました。修理の必要がなくても、メンテナンスをすることで劣化は十分防げます。メンテナンスをしておくことで返って修理代が安く済ませられるケースがほとんどですので、定期的なメンテナンスをおすすめします。

「ヤネラボ」では、最新設備のドローンを使用して屋根の点検を行っています。普段なかなか見ることのできない家の屋根やカーポート屋根の状況なども詳しく調べることができます。

人が屋根に登って行う屋根点検と違い、ドローンを使用するので安心、安全な作業なうえに足場などを作る必要がないので時間も短縮することができます。

専門知識を持った弁護士、一級建築士と提携しているので、火災保険の申請サポートを責任持って行います。

カーポート屋根の修理や点検を検討している方は、是非「ヤネラボ」にご相談下さい。

 

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